高配当株は、配当利回りの高さだけで選ぶと失敗しやすい分野です。配当が続きそうか、業績や財務に無理がないか、今の株価が割高ではないかまで一緒に確認します。
高配当株とは?
一般に、株価に対して年間配当金の割合が高い銘柄を高配当株と呼びます。ただし「何%以上なら高配当」という絶対的な基準はなく、市場環境や業種によって見え方は変わります。
まず配当利回りを見る
配当利回りは、現在の株価に対して年間配当金がどれくらいあるかを見る指標です。
株価が下がると配当利回りは高く見えるため、「利回りが高い=安心」とは限りません。
高配当株で見る6つのポイント
現在の株価に対して、どれくらいの配当が期待できるかを確認します。
利益のうち、どれくらいを配当に回しているかを見ます。高すぎる場合は無理な配当になっていないか注意します。
過去に配当を安定して維持・増額してきたかを確認します。
事業で得たキャッシュから配当を無理なく支払えているかを見る補助指標です。
利益やキャッシュフローが悪化していないか、財務に余裕があるかを確認します。
累進配当、DOE、安定配当など、企業がどのような還元方針を掲げているかを見ます。
配当性向は高ければ良いわけではない
配当性向が高いと株主還元に積極的に見えますが、利益の大半を配当に回している場合は、業績悪化時に減配しやすくなることもあります。
「配当性向が何%か」だけでなく、利益の安定性、営業キャッシュフロー、企業の配当方針と合わせて判断します。
FCF配当余力とは
FCF(フリーキャッシュフロー)は、企業が事業活動や必要な投資のあとに残せたキャッシュを見る考え方です。これに対して配当支払額が大きすぎないかを見ると、配当の持続力を考える材料になります。
FCFは年によって大きく動くことがあるため、1年だけで決めつけず、他の指標と合わせて見ます。
減配リスクに注意
- 業績悪化:利益が落ちると配当維持が難しくなる場合があります。
- 配当性向が高すぎる:利益に対して配当負担が大きい状態です。
- キャッシュ不足:利益が出ていても、現金が十分に残っていないことがあります。
- 一時的な高配当:特別配当などで一時的に利回りが高く見える場合があります。
- 景気敏感業種:業績変動が大きい業種では、配当も変動しやすい傾向があります。
株価の割安度も見る
配当が魅力的でも、株価が高すぎれば将来の値下がりリスクが大きくなります。PER・PBR・ROE・過去の評価水準なども確認し、今の株価で買いやすいかを考えます。
かぶみるではどう見る?
かぶみるでは、配当利回りに加えて、配当性向・非減配年数・FCF配当余力・業績・財務・割安度などを確認し、「高配当株としての魅力」と「今買いやすいか」を分けて評価します。
まとめ
高配当株は、配当利回りだけでなく、配当性向・非減配実績・キャッシュフロー・財務・配当方針・割安度まで確認することが大切です。高い利回りに飛びつかず、「その配当が続きそうか」を見ることで、減配リスクを考えやすくなります。
※掲載内容は一般的な情報整理を目的としたものです。配当額や配当方針は変更される場合があるため、投資判断の前に各企業の最新の公式情報をご確認ください。
